事務所通信 平成19年8号掲載
新潟県中越沖地震 

 7月16日(海の日)、私は自宅の草取りを始めたばかりでした。近所の方々は自宅の周りをきれいにしていますが、不精者の私は何もせず雑草が伸び放題になっていたため、家内にせかされて草取りを始めたのでした。突然襲ってきた揺れにフラフラしながら急いで子供に外に出るように叫びました。地震の避難訓練においては、地震が発生したらテーブルの下に身を潜めるのが基本なのかも知れませんが、中越地震の時にペシャンコになった家を実際に見て、しかも家の下敷きになって亡くなった方がいることを考えると、とても家の中にいることは出来ません。

 前回の中越地震より揺れは小さかったものの、震源が中越の方だとわかり山古志の叔父に電話しましたが、前回同様すぐにはつながりませんでした。
 その後、柏崎にいる2人の同級生と連絡を取りましたが、同じ状況の末ようやく連絡が取れました。飲食店を営む同級生は、仕込みが終わってさあ開店というときに突然地震に襲われ、茫然自失の様子であり、生鮮を扱う大型店で働いている同級生は、自宅はなんとか無事だったものの勤務先が被災したため、解雇され、職を失ったとのことでした。・・・・何ということでしょう!!

 最近は参議院議員選挙後の政治状勢が世間の関心を集めており、次第に地震の報道も少なくなってきています。しかし、7.13水害、中越地震、新潟大停電をこのコーナーで書いてからまだ3年内の出来事です。どうして、これだけの期間に新潟県において災害が発生するのか、新潟県だけが集中砲火を浴びているように感じるのは、私だけでしょうか。
 被災地の1日も早い復興をお祈りいたします。

 
所 長  須 田 幸 英
事務所通信 8月号掲載
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